不貞腐れファンだった自分の日記
割と長く推し活している東京ディズニーリゾートが明日またアニバーサリーを迎える。
子どもの頃から単純にディズニーの世界に魅せられて私も30代後半になった。
情報告知の仕方はよりSNSに適したものになって、手に入りにくかった情報は嘘の情報も含めて大量に手軽に手に入るようになった。
少し前までの私は、それが少し嫌だった。
というか、かなり嫌だった。
どんどん自分の知らない手の届かない世界になっていくようでさみしかったのだ。
かなしいかな、ファンとしてぜんぜん可愛らしくない私は「なんだよ、ただの映えの場になっちゃうのか?大衆にウケちゃってさ」などと不貞腐れていた。
おいおい待て待て、古来からディズニーなんてマスにウケてなんぼの企業だろ、それこそが売りなんだよどんだけ自信過剰なんだ…とツッコミたくなるただの置いてきぼりなイジケモードのファンである。そんな風にテンションを老衰させてしまっていいのか!?
色んな気持ちとそれなりに同居した結果、今は割とほがらかであったかい気持ちだ。
気持ちも体も若くのめり込めた時期の、あの「好き」だけで爆進できるエネルギーもよかった。
でも、今の落ち着いた楽しみ方も好きだ。
全部の情報をくまなく追うことはもうしない、というかできないけど、その分ゆったり遠くから眺めて「明るいものはやっぱりいいねぇ」なんて思ったりしている。
エネルギーいっぱいに追いかけている人の様子もすごくいい。その若さと情熱!すべては熱意…そして購買力と拡散力!!ファンの鑑だ。そういうのが得意な方にはどんどんやっていただきたい。
昔も今も変わらずにいるマナーを守れないファンに「そのおっかけ方はちょっとないんじゃないの」なんて不満を覚えたりしつつ、結局それらも込みで愛していたりする。
(↑子どもの目線に立って見ると身なりは貧しくても心がちゃんと王冠をかぶっているシンデレラなんだって)
明日4月15日(土曜日…!)に40周年を迎える東京ディズニーリゾートだが、パレードでは歴代絶対王者として君臨してきたキャラクター達が一斉にフロートから降りて地上を歩いていた。
そして、最近のアニメーションの主力キャラクター達が威風堂々とフロート上で喝采を受けるのをみんなで祝福している感じがあった。
私はイラスティガールとヴァネロペの強烈なファンなので感慨深い。
先人が神輿で担がれるだけでなく地に足をつけて歩き、若き映画スター達が新しくその座についていることが、なんとなく信頼感の象徴に見えた。
世の中には色んなことがあるけど、これからの新しい時代にいいところがきっといっぱいあると信じたい。
周年パレードからは必ず強いメッセージを受け取るのだが、今回私はそんな風に感じたな。
これまでにも、これからにもどちらにも問題は山のようにあり、そしていい面もいっぱいある。いい意見も、そうでないものも。
たぶん、その上で自然に心地よく続いていくものが自分にとってよいものなんだろうな。
そして私も、先人の素晴らしさを尊敬しながら地に足をしっかりつけて人生を自分の力で歩き、自分より若い世代の人達の希望を信じて生きていきたいな、と思う4月14日の夜であった。
明日は忙しい日になりそうだから、ゆっくり休もう。
おやすみなさい!