女の子同士と生理周期。
女の子と一緒に過ごしていると悩まされることの一つに「生理周期」がある。
うまいことかぶってくれたら潔くお互いに
「生理かぶったね!最悪だね!」と開き直ってイライラしていられる。
それもそれでまぁかなり嫌ではあるが、片方が調子いいときにもう片方が生理周期に差し掛かるとき、これもまた厄介だ。
一か月が四週だとして、生理前のイライラからカウントしたら周期がズレて訪れる場合、お互い絶好調な週が一週間あったら奇跡的ということになる。
イライラしている方も大変なのだがそれを見ている方も大概疲れてくる。
そして一番厄介なのは「その理不尽なイライラ、わかるよ…」とお互いに思えるからでもある気がする。どんなに理不尽でも迂闊に相手を怒れないのだ。
ぐぬぬ…といった感じである。先週の私もあんな感じだったんだよな…とお互いに毎度思い合ってる感じ。
生理期間は自分の嫌なところが露骨にあらわになる。
今、名前を呼ばれても聞こえないフリしちゃったな…とか。
いや、洗い物してるっつーの、いいやもうこのまま聞こえなかったことにしとこう…とか。
あぁあぁ、書いていてももうバカバカごめんなさい、今日はひたすらお仕えしますゆえ!という気持ちになる。
どうしようもないくらいレベルの低いことに振り回されあとになって本当に情けなくなる。
私は生理前は特に不安定になる傾向があるので交際する相手には男女関わらず昔から気持ちの事前申告をすることを心がけている。
あとになって心の底から懺悔するレベルまでちゃんといくから、だから生理中は理不尽な人にならないとは言い切れないので今のうちに先に謝っておく、本当にゴメン!と。
自分でもその状態が好きじゃない。あなたを困らせたいわけじゃないけど
(…いやもしかしたら困らせてニヤッとしてるときもあるかもしれないけど…それはそれでアレだなオイ。あとで猛省します)、
わざと傷つけたいわけじゃない。
大好きだから先に言っておくね、本当にごめん。
前借りというわけでもないがとりあえず大好きとごめんねを連発しまくる。
それをしないよりも、することによってその後なんとなくだけど生理を安定して迎えられる気もするのだ。
そしてそう言ったほうが相手も私に配慮してくれることが多い気がする(いやもともと優しいからだろとツッコミを入れつつ)。
仕方がない。ここはもう自分の気持ちの問題なのだ。
そして生理が終わったらだいたいいつも話し合いの時間を設ける。
今回こんなことでイライラしちゃったんだ、ごめんねって。
そして相手からも同様に、あのときああなってしまってごめんねと言ってくれると気持ちが晴れやかになる。
そして言ってくれてありがと!って言い合えるとまた前よりもっと仲良くなれる。
生理期間に色々がコントロールできなくなることはある程度は仕方がないことだ。
誰でもブルーになって物事をネガティブにしか捉えられなくなる。
でもそうとわかっていれば、今はそんな時期なんだなって思い合ったりできる。本当に嫌な思いもするけれど。
そのあと話し合って誤解があれば解けたらいいし、謝ったりもできる。
厄介なものだけど、つらいところを思い合える点は女の子同士の悩みでもあり救いでもあるのかもしれないなと思った。
そして男性の中にもそういった女性の体調に気を遣ってくれる方が多くいることもまた救いだ。
私も自分には想像することしかできない誰かのつらさに思いやりをもてる人でありたいなと思っている。