諦めたくない
時の話題はあまり書かないようにしようと思っていたけど。
今回の件は精神的に急に来た。正直堪えた。
元フリッパーズの件、金メダルガブつきおじさんをなんとか乗り越えやっとここまできたのに。
今話題の、あの方の発言について。
根本的に上述した二件とも似通った面を持っているのだと思う。
誰かと比較して自分は絶対に優れているのだ、という考えがベースになければなかっただろう言動の数々。
それが最終的にはどこかで命の選別を行うことに繋がりかねないと思う。
「“自分にとっては”それより大事だとおもったからです。」とあたかも個人の感想のように言えば何を言っても許されると思っているのだろうか。
その制度が何のためにあるのか。
なんのために設けられたセーフティネットなのか。
どうしてそのような生活形態になってしまったのか。どんな背景がある人なのか。
そこを思うととても苦しくなってしまう。
全ての人が等しく受ける権利、すなわち「生きていく」ために必要なものがあると思う。
私だって誰だって、いつどこでそれを必要とする状況になるかわからない。
自分が払った税金で誰かが助かってるんだぞ、という考えからそこを見ちゃいけないと思っている。
みんなで助け合う為のものじゃなかったの?
って思ってしまう。そこに繋がりたくてもうまく繋がれない人もいるのに。
生きることが大変な人のために、「皆が等しく」「生きる権利を」「制度化」して守っているんじゃないのかな。
私はそういう考えでいたい。
私には彼の物の言い方が全く理解できなかった。
権利は権利だ。全ての命が基本として持っているもの。動物も人間も関係なく。
とんでもなく悲しい。そして危うく絶望しかけてしまう。
バズりたいとか炎上商法だとか、それがエンターテインメントだとか、どういう動機からだとしても関係ない。
私は分断を生む言葉遣いを聞くと精神的にズタボロにやられる。しばらく寝込みそうなくらいショックで悲しい。どうしてそんな言葉を平然と言えるの?そんな気持ちになってしまう。
件の方へ。
あなたがもしも、何らかの事情によって明日から急に収入を得ることができなくなっても大丈夫。その時のために何らかの助けがきっとあるから。
これからも安心して生きていけるように誰かが必ず見守ってくれる社会だと私は信じているから、大変なことが起きてもなんとか生き抜きましょう。
大丈夫。どんなに辛くても、すぐには支援者とうまく繋がれなくても、きっとなんとかなる。
なんとかしたい。
思いを馳せるだけかもしれないけれど、確かにそう思っている人がここにいることを記します。
いなくなっていい存在なんか、ひとつもない。
誰しもみんな平等に安心して生きていていい。
そのために必要ならば、みんなで制度を利用しようよ。
あなたの立場がいつか逆転したとしても、私はあなたにちゃんと安心して生きていって欲しいからそう言います。あなたと他の存在を比べてどっちかを測るなんてこともしないよ。
絶対にしない。
だからまず安心してほしいです。
届かなくても、無意味でも、私は書く。
いつかの私に向けてかもしれないし、これを読む可能性のある明日の誰かに向けてかもしれない。
だから私はそんなの無意味だ、言葉だけだと言われたとしても、その「言葉」を諦めない。
「言葉」を使える人間として生まれたから。
お金はないかもしれないけど、言葉と心はいつでも使えると思うから。伝えられる限りは諦めない。
こころで生きたい。
書かずにはいられなかったです。
みんなで安心したいから、
私はそこを絶対に諦めたくないから。