愛と涙と一生懸命。
海が見えた瞬間、意図せず大粒の涙がボロボロと流れ落ちた。
気持ちがいっぱいになって溢れ出て止まらなかった。
いつかの自分ががんばってきたことが、今につながる感じ。
私にとって山や海はすごい力をくれる。
あのときとは違う空。
まったく違う色。まったく違う景色。
苦しくて切ない想いをした分、その時の自分を愛おしく思えることにことさら感動した。
私の世界とここに一緒には生きていない存在との命がより強くつながっている気がした。
だからこそ命の美しさを感じて胸が想いが溢れそうな程いっぱいになった。
今自分が愛したい人たちと一緒に見る景色。
過去の私がいて、そして今の私がその延長線上に立って見るような。
これまでの色々を振り返るとすごく胸がギュッとなって少し苦しくて、でも愛しくて。
がんばってきた自分に素直に「生きててくれて、それだけでありがとう」って言葉が出た。
それから美味しい食事があって、語らいがあって、真剣な話があって。全部当たり前じゃないこと。奇跡的なこと。私には、すごいこと。
私は何かになれているのだろうか。
少し不安になることもあるけれど、何かになるために生きてるわけじゃない。
ただ私のままで生きたいだけだ。
海は私をただそのように居させてくれる。
あの時の海も島も場所は離れているけどこころでつながっている存在も全てひとつの命の中にある。
生きている、と感じられる時、私は素直な気持ちをどうしても人に伝えたくなる。
世界中のみんなを愛したい気持ちになる。
海、空、山、風、雨、太陽、雪のような人でありたい。
その中で絶え間なく、力強く生き延びる雑草のようでもありたい。
壮大な何かにも憧れるけど、名前のない、身近などこにでもいる存在でもあり続けたい。
誰かに何かあったとき、ふと私の存在を思い出してくれたならそれだけでとっても有難い。
うれしい。
私はいつでも愛を差し伸べられるような人でありたい。もちろんそうはできない時もあるけれど。
今日の海が、そして私の大切な人たちがそう在ってくれたように
私も愛を差し伸べられる人でありたい。
あなたは大切にされていますか?
誰よりも自分自身に、大切にされていますか?
眠れない夜がありますか?
不安に推しつぶされそうな日もありますか?
何もかも投げやりになる日がありますか?
私は、この時間にもそんな風に思っている人がいると思うとみんなみんな幸せになれればいいのになぁと
わがままな願いを持たずにはいられません。
みんながそれぞれに幸せを感じられるものを少しでも持っていて欲しい。そんな風に思ってしまいます。
詰まるところ、私は自分が楽しく笑っている状態が大好きで
そういう自分はとても素直で
そんな自分と楽しく過ごしてくれているような感覚の人がいるとすごくうれしい。
みんなあたたかい人。そう思える自分もまた、例外なくあたたかい人。
私が生きているこの美しい世界を、とっても愛しています。