セックスを贈りたい
セックスって贈り物と似ていると思うんですよね。
クリスマスプレゼントやバースデープレゼントを誰かに贈るときのことをイメージしてみます。
日々の自分の予定をこなしながら、手持ちのラブソングなんか聴いてみちゃったりして。
相手が友達だとしたら、その人のイメージが浮かぶような、そんな曲。
仕事帰りに百貨店などに立ち寄って、こころおどる綺麗な広告を見て…。
そのプレゼントを手にした時の、相手の笑顔や喜ぶ姿を想像してみます。それだけでなんだか満足してくる気もします。
でもここはやっぱり特別な日。
それを実現させたい。
だから探し回るんです。
決まらないなぁ、どれもいまいちピンとこないかも。そろそろ帰らないと明日もあるしな…、
なんて思いながら店を次々に見ていきます。
疲れてるはずなのに、そういうときってなぜかズンズン歩いていける。
そんな風に人に贈り物をしたがっている自分の気持ちそのものにワクワクしている。
そんな自分に気がついたときに、なんだか胸やお腹の底があたたまるのです。
セックスも似たようなものじゃないかって、毎回思います。
気持ちを、相手に贈りたいのです。
こうしたら喜ぶかな?なんて伝えよう?
こういうの好きかな?もしかしたら好きじゃないかも。
でも好きだから贈ってみたい。
でももし「いらない」って言われたら、ちょっとさみしいかもな…
でも、そうだとしても差し出すときにはやさしい気持ちで相手の顔や目をしっかり見て、
「好きだよ。一生懸命考えたんだ。」って、ドストレートに、真っ直ぐに伝えて渡してみよう。
絶対に優しく手渡ししよう。
きっと、私が何かを贈りたくなるその人は、包み紙を丁寧に開いて私のその想いを受け取ろうとしてくれる気がする。
そこを信じたいから、私は愛を持って差し出してみよう。
その差し出し方すらうまくはできないかもしれないし、もしかしたら趣味と合わないかもしれないけどそのときはごめんね。教えてね。
でも一生懸命あなたのことを考えたよ。
いつもありがとうと思っていることを形にしてみたかったんだ。大好きだから。
セックスもそんな気持ちで同じように大切な人に贈りたいです。
私が贈りたいと思える、そんな人であってくれてありがとう。
誰にでも湧き出てくる想いじゃない。
あなたにだから、そうしたい。
そんな人であってくれてありがとう。
誰かに贈り物をしたい自分がちゃんといることを知れて、幸せです。
セックスがしたいと思える自分に気がつけて、幸せです。
これからも毎回、丁寧に、あなたという繊細な包み紙の中の本質をみつめていきたい。
あなたそのものが、人生から私に与えられたギフトだから。
私の思うセックスのイメージは、そんな感じです。
あっ!もちろん、日々のお友達や知り合いへの贈り物も同じような気持ちで選んでいますよ!
エロとは全く違う路線ですが、贈り物をするときや何かを差し入れたいときの気持ちって、根本がなんだかとっても似通っているのです。
セックスも、私にとってはそんな気持ちを持てる、大切なもの。
という話でした。