人生はエンターテインメント!
20代の頃、毎日のように大きなイベントを開催する企業に勤めていた。
私はそこの運営部に所属していて、我ながらすごく働きやすかった。それまでの人生史上、一番自分の能力を発揮できていたと思っている。
エンターテインメントの追求と、人への思いやりや幸せを提供することを理念とする会社だった。
有り難いことに部署の人間関係にもものすごく恵まれていた。
人生の中で一番自分が自分らしくいられたのがあの期間だったと思う。
今、私は様々な経験を経て、またあのときと同じような感覚を再体験している。
自分らしくいられている感じ。
みんなが最終的には同じ方向を目指して一丸となり、それぞれのやりたい気持ちを軸に横列に並んでそれぞれが役割を果たしていることが感じられる。
目指すものは一緒だと信じ合えている強さがそこには確かにある。
そして私はつくづく、「ライブ型」の人間なんだなと思う。
ライブ配信って意味じゃないよ。
綿密に計画を練ったり事細かに事前に考えたりすることは得意な方ではないみたいで、その時の自分で娯楽的に「いい」と思ったものに「これだ!えいっ!」と飛び込んで掴んだ物事の方が経験上、大抵うまくいっている。
考えて少し足踏みした物事はそんなに継続していない傾向がある。
やりながら掴み、実行して振り返り、次の自分が「これか!」と気づいたことを誰かに伝え、さらに展開していくような、そんな感じが私の人生の泳ぎ方なのかもしれない。
それだけではうまくいかないよ、という声もどこかから聞こえてきそうな気もするが、そこはそういった面が得意な方に信頼してお任せしたいのだ。
私の良さは、私が私のままに生きることで自然と出てくるような気もしている。
エンターテインメント的な要素が入る物事がやっぱり好きだ。
人生という舞台の上でたくさんピエロになり、バカになりきり、踊っていたい。
それを色んな形で笑ってくれる人がいることもまた有り難いし、そのあとで何かを感じ取ってくださったなら尚のこと生きている意味を自分でつくり出せる気がしている。
私が人生に意味を問うのではなくて、
人生が私に何を期待しているか、そこに私がどうやって応えていくか。私が意思を持って選び、決断して私の道を意味あるものにしていきたい。
完成形などどこにもない。だからこそ楽しい。
永遠に未完成なものをずっとずっと追い求めて深めていきたい。
私はやっぱり、芸ごとが好きなのだ。全く別の形にはなったが、過去のその無我夢中な夢を今また実現しようとしている。
無鉄砲かもしれないけど、もういいのかも。
人生は一度なんだから。
失敗したとしても私ならまたそれすらもきっとエンターテインメントにするだろう。
このまま突き進んでいきたいな。
生きるって楽しいな。