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マイケル・ジャクソンと私

 

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ある年の蒸し暑い日、私は大熱を出した。

きちんと数えればもう13年も前のことだ。

朝起きたら全身が怠く、熱を測ったらすでに38度近く発熱していた。

勤め先には急いで連絡をし、病院に行かなければと思うが準備をするのもひと苦労だった。

 

そうこうしているうちにだんだん頭痛も酷くなり、頭の中を火の玉がゴロゴロ回っているかのような感覚に襲われた。

一人暮らしだったため、どうしたものかと考えあぐねるうちに熱はどんどん高くなった。

お昼前までには39度近くまで上がった。

今が一体何時なのかとテレビをつける。

すると衝撃のニュースが飛び込んできた。

 

かの有名なキング・オブ・ポップマイケル・ジャクソンが死去したとのニュースだ。

 

嘘だろ、と思った。

マイケルが死ぬわけないじゃないか。

熱を出してるからこれは夢だ、と思った。

あいにく、それは現実だった。

 

私は高熱に浮かされながら、当時一番身近だった人に携帯で連絡をした。

その人いわく、電話中ずっとうわ言のように「マイケル死んだの、マイケルが死んだの」と繰り返していたようだ。

 

私にとってマイケル・ジャクソンはいつもどこかヒーローのような存在だった。

世界中に色々言われても完全無欠、というイメージがあった。

「スムース・クリミナル」が好きで熱狂したりしていた。

ゼロ・グラビティやムーン・ウォークをふざけたり本気で練習しまくった。

「ウィー・アー・ザ・ワールド」はサビを覚えてスター達と胸の中で熱を込めて合唱していた。

ディズニーランドに行けば「キャプテンEO」に何度も足を運んだ。

キャプテンEOがクローズすると知った時にはオリエンタルランドにお願いだから終わらないでと嘆願書を本気で出そうと思うほど惜しんだ。

マイケルは自分が寿命を迎えても生きてそうだな、とずっと思っていた。

からしばらくの間は本当に信じられなかった。

 

今でもふと、マイケルはどこかで生きてるんじゃないかと思うことがある。

 

パフォーマンスに絶対の自信を持ってステージに立つマイケル、ジャクソン5での明るい声、少し寂しげな目をするとき、帽子を目深にかぶったとき、

表情の一番見える場所(顔や手)は隠して、それ以外の体の軸の動きがビシバシ自信に満ちているから胸の内では何を思っているかわからない。

そんなポーカーフェイスっぷりが魅力的だった。子どもの頃からずっと見られる仕事だったからじゃないかな、と思っている。

堂々たるエンターテイナーであることと胸の内の孤独とか切なさみたいなところがまるで別人なのがスターの超格好いいところなのだ。

マイケルの色んな表情が好きだ。

 

なぜかマイケル・ジャクソンにとことんハマるムーヴがいきなり自分の中で巻き起こることがある。

今がまさにそのときだ。

 

やはり、私にとってマイケル・ジャクソンは永遠だ。